旅立つ君に:陽だまり
掲載日:2022.05.18
最後の入居者を無事送り出すことができました。16歳で入居したAさんは2年7ヶ月陽だまりで過ごし、この後は学校に通いながら技術を身に付け研修を重ねて仕事に就くことになります。いろいろな思い出を残してくれたAさんです。前日には高校の卒業式を終え、そのお祝いとお別れ会を行いAさんからも気持ちのこもった言葉を聞くことができました。
門限はきちんと守り、自分が納得しないと動かない意志の強さの反面、ぬいぐるみをかわいがっておしゃべりする幼さもあり、本当にいろんな面を見せてくれたAさん。これからは一人暮らしをしながらまたたくさんの壁にぶつかり乗り越え成長してくれることでしょう。心からエールを送ります!そんなAさんにインタビュー♥
Q陽だまりでの生活
職員が個性的なばあちゃんばかりだったから対応が大変だったけど、会話が楽しかったなぁ。みんな10代20代で時が止まっている感じだったよ。
Qやり残したこと
部屋掃除も片手くらいしかしなかったし、こんなにいたのに歯磨き粉も洗剤も2つ使ってないし、ある意味自分らしさは貫けたけど、これからはもう少し人並みにできるようにしなきゃなぁ。
Q自分のことについて
のめり込むと自分を追い込んでしまうので『ちゃんと』はやめる。ふわ~っと生きていく。ここでの生活で精神的に自立してきたし、周りもよく見えるようになったし、ワンクッション置けるようにもなった。振り返ると来た頃はクソガキだったなぁ。変えたくないところは【自分大好き】なところ。
Q今後について
仕事で活躍できたらいいな。なんでも口に出して実行していきたい。10年後には普通の生活より少し上くらいで過ごせるくらいの金持ちになれたらいいな。だから貯金は大切!
Q陽だまりについて
1年は長かったけどそのあとはあっという間だった。高校の4年間も今となると「あれ?」という感じ。札幌市内にあったら今日みたいな日は迎えていなかったと思う。陽だまりがあってよかった、って思うよ。お世話になりました。